第3の家族

これからの日本を生きる少年少女たちに

今、手を差し伸べたい

月1,000円で少年少女を支える

第3の家族は認定NPO法人です。
ご寄付は税制上の優遇措置が適用されます。

メディア掲載実績

NHK「クローズアップ現代」 NHK「おはよう日本」
NHK、日経、朝日などその他多数

受賞歴

・Forbes JAPAN 30 UNDER 30「世界を変える30歳未満」2023

・Asia Digital Award Fukuoka 2021 入賞

・グッドデザイン・ニューホープ賞 2022 最優秀賞

※その他の実績はページ下部に掲載

見た目だけではわからない心理的虐待は
日本においてずっと見過ごされてきました

「あんたなんか生まれてこなければよかったのに」

このような心無い言葉を日常的に受けてしまうと、
身体に傷はつきませんが、低温やけどのように心を長期にわたって蝕みます。

しかし

「虐待ってほどではない気がする。」

本人たちはそう思っていることが多く、
助けを求めることもできず不登校や非行をしてしまうことも少なくありません。

心理的虐待は、言葉の暴力以外にも、過干渉や教育虐待、
両親の不仲などが原因となることもあります。

心理的虐待の特徴

・見えない傷の深刻さ:外傷がないため軽視されがちだが、長期的な心の傷となる

・発見の困難さ:家庭という密室で起こり、子ども自身も声を上げにくい

・社会的認知の低さ:「しつけ」との境界が曖昧で理解されにくい

奥村春香プロフィール画像

少年少女たちの
セーフティネットを作りたい

奥村春香プロフィール画像

皆さんはじめまして。
認定NPO法人 第3の家族 代表の奥村春香です。

私は、大学3年生の時に家庭環境問題に悩み、弟を自死で亡くしました。

私の受験失敗を機に家庭が壊れ、親子喧嘩が絶えない中での出来事でした。

私の家庭は虐待ほどではないものの、教育に厳しく、家庭内不和が続いていました。
自死の理由の明言はできませんが、亡くなる前、夢を語る弟と親が言い争っていた光景を今でも覚えています。

それから1年間は何もできなかったのですが、もとからものづくりが好きだったので、家庭環境に悩む人のためのコミュニティを試しに作ってみたところ、想像以上に人が集まりました。

「つくってくれてありがとう」という嬉しい言葉をもらう一方、集まる悩みの重大さを実感し「もっとやらなければ」と思い、新卒で入社したLINE株式会社を退職し、認定NPO法人第3の家族を立ち上げました。

私たちは、今まで見過ごされてきた心理的虐待に苦しむ少年少女たちの居場所をつくり彼ら彼女たちの声を拾い上げ、さりげない支援をしています。

これからの日本を生きる若者が、社会と繋がっていくため日々一生懸命活動していますのでどうか、最後までお読みください。

認定NPO法人 第3の家族 奥村春香

実際に寄せられた少年少女の声

ユーザーの声1 ユーザーの声2 ユーザーの声3 ユーザーの声4 ユーザーの声5 ユーザーの声6 ユーザーの声7 ユーザーの声8 ユーザーの声9

※個人が特定されない形での加工を行っております。

この声の先には

虐待・精神疾患・非行・自殺につながる
可能性があります。
しかし問題が深刻化した後の
支援はありますが、
予防することはできていません。

少年少女たちの環境

  • 厳しい理想

    ・親の教育
    ・職業/結婚への過度な期待
    ・完璧主義的な家庭環境
    ・兄弟との能力比較

  • 過干渉

    ・GPSでの監視
    ・人間関係の制限
    ・行動すべてを親に報告
    ・プライバシーの侵害

  • 家族の不仲

    ・両親の不仲
    ・親と兄弟の不仲
    ・家庭内の緊張状態
    ・板挟みになる子ども

  • 無理解

    ・精神疾患への無理解
    ・性自認への無理解
    ・「大したことない」という扱い
    ・相談を軽視される

心理的虐待の実態

児童虐待相談対応件数の推移グラフ
児童相談所における虐待対応件数は33年連続で過去最多を更新(2023年度)

出典:こども家庭庁「令和5年度 児童相談所における児童虐待相談対応件数」

虐待の中でも「心理的虐待」は
全体のおよそ60%
心理的虐待:134,948件 (2023年度)
虐待の割合円グラフ
将来について悲観的な回答をした
中高生は50%(2022年度)

•「明るい将来を描いている」:7.8%
•「明るくて大きな夢を抱いている」:11.6%
•「何となくワクワクする」:10.5%
•「消えてしまいたい」:16.0%
•「すでに諦めている」:13.8%
•「学校に行くのが嫌だ」:15.9%
•「何にも興味が持てない」:5.4%

誰にも相談しない間に、
極端な選択肢の可能性

第3の家族には、既存の支援を使っていない少年少女が多くいます。
そして彼ら・彼女らは将来に困難を抱えうるリスクを抱えています。

公的支援を使っていない割合円グラフ
第3の家族のユーザーのうち、
公的支援を使っていない人は約8割
トー横に行ったら、なんとかなるかな…/薬を飲めば楽になれるのかな…?/親に後悔させてやる…!

・逆境的小児期体験(ACE)の点数が高い(平均2.8点)。

・将来、メンタルヘルスや自殺などのリスクが高くなる可能性あり。

心理的虐待が陥る支援の空白地帯

身体的虐待は見た目でわかりやすいため
学校や近所から通報で発見
児童相談所などの機関につながりやすい

しかし、
虐待の6割を占める心理的虐待は
見た目だけではわからず、発見も難しいため
支援が行き届いていません

心理的虐待

身体的虐待

・見た目でわからない

・予防的支援の不足 

支援が行き届いておらず
空白地帯となっている

・見た目でわかりやすい   

・学校や近所からの通報で発見

児童相談所、公的施設、
支援団体などが支援

虐待ファネル図
悩みを1人で抱え込んでいる少年少女たち

「自分が弱いからいけないんだ」
「こんな悩み誰にも言えない」

地域のつながりが減り、守ってくれる
大人も少ない。

だから、SNSの暗闇に引き込まれる。

1人で悩んでいる少年少女を利用する
悪い大人たちが、今はたくさんいます。

少年少女たちに必要なセーフティネット

まずは、心理的虐待で苦しんでいる若者たちを一刻も早く見つけ寄りどころとなる
セーフティネットを提供する必要があります。

そこで、悩みを抱える子どもたちが逃げ込むインターネット上に
唯一本音を出せる場所として、安全なコミュニティを作りました。

安全で安心できるコミュニティ

私たちが立ち上げたオンライン上のセーフティネットは
悩みを匿名で吐き出せる安心安全な場所です。

コミュニティと言っても、ユーザー同士がつながることはできず
一方通行な発信(投稿)しかできません。

フォローもなければ返信もできない。

だからこそ、
心理的な安全性が担保され、自由に苦しみを
打ち明けることができるのです。

  • 特徴1

    インターネットに
    安全な場を

    ・匿名性の確保

    ・24時間365日アクセス可能

    ・全国どこからでも利用可能

  • 特徴2

    さりげない支援

    ・投稿内容に応じて解決策を提示

    ・しんどさの蓄積を防ぐ

    ・まずは一人にさせない

  • 特徴3

    子どもに
    負担が少ない

    ・支援らしくしない入り口

    ・指導員・相談員を最初から置かない

    ・少年少女が「うざい」と思わない設計

ユーザーの声10 ユーザーの声11 ユーザーの声12

※個人が特定されない形での加工を行っております。

利用した少年少女の声

「私は一人じゃない、もう少し生きてみる」

  • 中学生の時に使っていました。誰かに言いにくいことも気軽に書けて、安心できるサイトです。
  • 肯定も否定もしない空間が心地良いです。
  • 「私は一人じゃない、もう少し生きてみる」
    誰にも言えなかった悩みも、みんなから受け入れてもらえたのが嬉しかった。今は大学受験に合格し、親とも落ち着いて話せるようになりました。(当時高校生)

  • お母さんが怖くてずっと我慢してたけど、サイトを見ていたら、お父さんに相談していないことに気づかされた。お父さんに相談したら味方になってくれて、お母さんとの関係をうまくつくれるようになりました。(当時大学生)

膨大な子どもたちの声から
時には手を差し伸べる

投稿内容は常に見守り、危険度が高いと思われる投稿には、解決策をさりげなく提示するようにしています。近い経験談や手札で、次の一歩を踏み出すための機会をつくります。

こんな手札を差し出しています

・家庭環境問題の情報提供
・専門知識をわかりやすく解説
・逃げ場の提示

  • 若者たちのリアルな交流も後押し

    次の一歩に繋げるための音楽ライブイベントを定期的に開催。
    家庭環境問題や支援など、堅苦しいことはまずは置いといて、楽しむ場も作っています。

  • 想いが集まった人たちでつくる場

    イベントはチャリティーで行うため、「少年少女たちに何かしてあげたい」人たちで構成されています。そういった場をつくること自体が、少年少女たちに味方がいることの証明でもあります。

  • サービスを利用していた
    若者との交流会

これからの日本を生きる少年少女たちに

今、手を差し伸べたい

月1,000円で少年少女を支える

第3の家族は認定NPO法人です。
ご寄付は税制上の優遇措置が適用されます。

政策・文化提言 

投稿された声をもとに、政策・文化・都市計画などのシステムへの提言を目指していきます。

家庭環境データ

若者の家庭環境による価値観の変化や、家庭が居場所だと感じない若者の実態を調査・発信しています。

家庭環境データ 家庭環境データ01 家庭環境データ02 家庭環境データ03
学会での発表

第83回公衆衛生学会ポスター展示「掲示板ネトノグラフィーを用いた家庭環境問題を抱える子ども・若者のペルソナ分析」

公衆衛生学会

これまでのサービス利用実績

ユーザー数増加グラフ
中高生を中心に利用者が増加

・月間最大8,000人

・のべ利用者数40,000人

・中高生の利用が多い

・学校が始まる前、昼休憩、放課後〜夜の利用が多い。

提供しているサービス

・コミュニティサイト:gedokun(ゲドクン)

・情報サイト:nigeruno(ニゲルノ)

・調査事業:家庭環境データ

・イベント:Dai3 LIVE・裏母の日

受賞実績

グッドデザインニューホープ賞
Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023「世界を変える30歳未満」

・GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2022 最優秀賞

・Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023「世界を変える30歳未満」

・令和6年度横浜市男女共同参画貢献表彰ユース賞

・JCI JAPAN TOYP 2025 入賞

助成金採択

・花王社会起業塾

・2023年度 SVP東京 投資・協働先

・赤い羽根共同募金

・「日本とアジアの未来」助成

・2024年度助成事業 社会福祉の増進

ネットワーク

・パナソニックグループ「100BANCH」74期

・新公益連盟 正会員

・株式会社三菱総合研究所「未来共創イニシアティブ」 一般会員

・(一社)日本子ども虐待防止学会「日本子ども虐待防止学会」団体会員

・認定特定非営利活動法人 Learning for All「社会的養育地域支援ネットワーク(しゃちネット)」会員

なぜご寄付が必要か

少年少女向けサービスで収益化できない

第3の家族のサービスの利用者は、主に「中学生〜高校生」です。

有料サービスにしたら使ってもらえなくなることはもちろん
「悩んでいる自分達を利用してビジネスをしている」と思う子も一定数いるので、サイト内広告も使っていません。

また、第三者への連携・通報が前提にあると来なくなってしまうような、匿名意識が高い子たちを対象にしているために、公的機関から委託費をもらうことも難しいです。

安全なサービス維持のために費用がかかる

第3の家族のサービスの見た目はシンプルですが、少年少女たちが安全に次の一歩を踏み出すために、小さい工夫やシステムが裏で細やかに設計されています。

例えば、虐待や自殺リスクが高い投稿には、リスク回避をするための情報がレコメンドされるようにしています。
また、システム障害が起こらないようにするためにも、一般の営利企業と近いレベルの開発を行っています。

活動の目標

10年後:問題の根本的解決に向けてー。
心理的虐待の未然予防。

集まる声を分析・研究し、「そもそも、心理的虐待を予防するにはどのような取り組みが最適なのか」に答えを出します。
研究はすでに進めており、一刻でも早く、そもそもの問題がおこらない社会を目指します。

皆さまのご寄付ですぐにできること

  • 1,000

    年間約10人の少年少女のセーフティネットをつくることができます。

  • 3,000

    年間約3回のリアルイベントを
    開催することができます。

  • 5,000

    問題の根本的解決に向けて、
    専門家と研究を進めることができます。

使用用途 活動運営費:90%/調査研究費:10%

ご寄付の御礼

第3の家族会議へご招待

集まる声を分析・研究し、「そもそも、心理的虐待を予防するにはどのような取り組みが最適なのか」に答えを出します。
研究はすでに進めており、一刻でも早く、そもそもの問題がおこらない社会を目指します。

メールでの活動報告

月一回程度、活動の報告をメールでお送りさせていただきます。

寄付者の方より
寄附者の声
保護者の方より
ボランティアの声
一緒に活動するボランティアさんの声
スタッフの声

代表理事 奥村春香

代表からの手書きメッセージ
経歴

認定NPO法人 第3の家族代表。
弟の自死をきっかけに活動を始める。
LINE株式会社Product Designerを経て、学生時代から続けていた第3の家族を2023年にNPO法人化。

代表プロフィール画像

よくある質問

寄付について

A. はい、いつでも解約・変更が可能です。

A. 定期的に活動報告をメールでお送りします。

活動について

A. 主に小学生〜大学生(メインは中高生)を対象としています。

A. Web事業は全国対応、イベント事業は神奈川・東京中心です。

A. 第3の家族は認定NPO法人です。個人及び法人がご寄付を行った場合は、税制上の優遇措置が適用されます。

団体概要

名称 認定NPO法人 第3の家族
設立 2023年3月23日(活動開始2021年3月)
所在地 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
提供エリア Web:全国/イベント:神奈川・東京
メンバー 20名(業務委託含む)
提供サービス コミュニティサイト:gedokun
情報サイト:nigeruno
調査事業:家庭環境データ
イベント:Dai3 LIVE・裏母の日
活動内容 家庭環境問題のはざまの子ども・若者が社会資源に繋がるためのプラットフォームを運営する。