第3の家族とは

Vision

どんな家族も生きやすい社会を構築する

第3の家族は、親が悪いとも思っていません。一方で、「親ガチャ」「毒親」といった言葉が流行るのは、若者から見てそういった社会になっているからでしょう。親も子も揺らぎがあり、それを受け止められるような社会構築を目指します。

やること

自分の居場所を見つけるプラットフォーム

1:Web事業

悩みを吐き出し、手札を増やす。

2:イベント事業

点と点を繋いで生きていく。

3:社会構築事業

問題を根本的に解決する。

問題を根本的に解決するための社会構築

はざまの声を集める

今まで一人一人が抱えていた声を、第3の家族のプラットフォームを通じてかたちにします。見えなかった社会問題を可視化します。

政策・文化提言

はざまの声をもとに、政策・文化・都市計画などのシステムへの提言を目指していきます。

コンセプト

寄り添わない支援

「寄り添い」が大事にされてきた既存の支援の中で取りこぼされてきたはざまの少年少女たちがいます。
寄り添う居場所に辿り着いてもらうためにも、構えとしては「寄り添わない」。

少年少女が「うざい」と思うことはしない

  • 支援らしくしない
    • 真面目な入り口にしない
    • 最初から指導員・相談員は置かない
    • 温かみのあるデザインにしない

時間に解決させる

  • ふとしたタイミングで前を向ける時が来る。
  • しんどさが蓄積すると、思うように進めない。
  • 親も子も時間とともに成長する。

対象者

家庭環境問題のはざまで悩む少年少女

  • 家庭環境に悩みを抱える少年少女は約20%
  • 虐待まではいかず、既存の支援の枠組みに当てはめにくい
  • 小学生〜大学生くらいの男女(メインは中高生)

対象者の悩み

厳しい理想

親の教育・職業・結婚などの

理想が高すぎる

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過干渉

GPSの監視

人間関係の制限

年相応ではない門限

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家族の不仲

両親の不仲・親と兄弟の不仲

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無理解

精神科受診の拒否

性自認をバカにする

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将来のリスク

はざまだから何もしなくていいわけではなく、以下のようなリスクがあります。予防が重要です。

  • 虐待に深刻化
  • 精神疾患
  • 自傷行為
  • 非行
  • 孤独孤立
  • 就労の困難
  • 自殺

問題の難しさ

少年少女の複雑な心境

問題の程度としてもはざまであり、思春期やモラトリアム期間の少年少女たちには、以下のような複雑な心境があります。

大ごとにしたくない
友達に知られたくない

心配かけたくない
自分は支援してもらうほどではない
自分よりつらい子はもっといる
大人は信用できない
どうせ助けてくれない
自分で頑張りたい
良い子でいたい

親が悪いわけではない

子を育てることが親だけになりやすい社会、ステータスや評価が求められやすい社会など、親が悪い訳ではなく多様な社会課題に起因しています。

少年少女が見つける居場所

見つける居場所は人それぞれです。人でもモノでも自分自身でも。

受験合格しました。今は親とも落ち着いて話せるようになりました。(当時18歳)

意外とお父さんに相談してないことに気づいて、話したら味方になってくれました。(当時19歳)

実家にいるけど、自分の気持ちを伝えられるようになって、親との関係が改善しました。(当時19歳)

彼氏と結婚しました。親との仲裁にも入ってくれて助かりました。(当時18歳)

身の危険を感じたので公的な支援にお世話になりました。(当時18歳)

組織体制

代表

奥村春香

活動のきっかけは、大学3年生の時に家庭環境問題が原因で弟を自死で亡くしたことです。私の受験失敗を機に家庭が壊れ、親子喧嘩が絶えない中での出来事でした。1年間は何もできなかったのですが、もとからものづくりが好きだったので、家庭環境に悩む人のための掲示板を試しに作ってみたところ、想像以上に人が集まりました。「つくってくれてありがとう」という嬉しい言葉をもらう一方、集まる悩みの重大さを実感し「もっとやらなければ」と思い、新卒で入社したLINE株式会社を退職し、NPO法人第3の家族を立ち上げました。今は、自身の過去のために活動をやっているという気持ちはなく、はざまの少年少女たちと一緒に揺られながら、より良い状態をつくって行くことに没頭しています。

詳細プロフィール

Designer

デザインチーム

グラフィック・サイトのデザイン(UI)・イベントのディレクションなどを行います。

Engineer

開発チーム

サイトの開発・データ分析を行います。論文発表も行います。

Former Suffer

元当事者チーム

自分たちの経験から、今悩む少年少女たちに何ができるかを考えます。

Back Office

事務局

第3の家族のバックオフィスを担当します。

団体概要

名称特定非営利活動法人第3の家族
設立2023年3月23日(活動開始2021年3月)
所在地神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
提供エリアWeb:全国。イベント:神奈川・東京
メンバー20名(業務委託含む)
提供サービス掲示板サイト:gedokun
情報サイト:nigeruno
調査事業:家庭環境データ
イベント:Dai3 LIVE・裏母の日
活動内容家庭環境問題のはざまの子ども・若者が社会資源に繋がるためのプラットフォームを運営する。

受賞・採択

ネットワーク

助成金情報

  • 2023年度 花王社会起業塾
  • 2023年度 SVP東京 投資・協働先
  • 赤い羽根 ポスト・コロナ(新型感染症)社会に向けた福祉活動応援キャンペーン(第8回)

助成金情報詳細

メディア・登壇・出展

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2023.08

Forbes JAPAN「自分の居場所はほかにもある。家庭環境に悩む若者を支える」

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2023.12

NHK NEWS おはよう日本「”家にいると苦しい”から脱出するための「あなたを助ける手札」」

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2024.02

Yahoo! JAPAN SDGs「4人に1人の若者が「家に居場所がない」。"寄り添わない"支援で生き抜くための手札を #豊かな未来を創る人」

メディア・登壇・出展一覧

定款・諸規程

収支報告