第3の家族は、親が悪いとも思っていません。一方で、「親ガチャ」「毒親」といった言葉が流行るのは、若者から見てそういった社会になっているからでしょう。親も子も揺らぎがあり、それを受け止められるような社会構築を目指します。
悩みを吐き出し、手札を増やす。
点と点を繋いで生きていく。
問題を根本的に解決する。
今まで一人一人が抱えていた声を、第3の家族のプラットフォームを通じてかたちにします。見えなかった社会問題を可視化します。
はざまの声をもとに、政策・文化・都市計画などのシステムへの提言を目指していきます。
「寄り添い」が大事にされてきた既存の支援の中で取りこぼされてきたはざまの少年少女たちがいます。
寄り添う居場所に辿り着いてもらうためにも、構えとしては「寄り添わない」。
親の教育・職業・結婚などの
理想が高すぎる
GPSの監視
人間関係の制限
年相応ではない門限
両親の不仲・親と兄弟の不仲
精神科受診の拒否
性自認をバカにする
はざまだから何もしなくていいわけではなく、以下のようなリスクがあります。予防が重要です。
問題の程度としてもはざまであり、思春期やモラトリアム期間の少年少女たちには、以下のような複雑な心境があります。
子を育てることが親だけになりやすい社会、ステータスや評価が求められやすい社会など、親が悪い訳ではなく多様な社会課題に起因しています。
見つける居場所は人それぞれです。人でもモノでも自分自身でも。
代表
活動のきっかけは、大学3年生の時に家庭環境問題が原因で弟を自死で亡くしたことです。私の受験失敗を機に家庭が壊れ、親子喧嘩が絶えない中での出来事でした。1年間は何もできなかったのですが、もとからものづくりが好きだったので、家庭環境に悩む人のための掲示板を試しに作ってみたところ、想像以上に人が集まりました。「つくってくれてありがとう」という嬉しい言葉をもらう一方、集まる悩みの重大さを実感し「もっとやらなければ」と思い、新卒で入社したLINE株式会社を退職し、NPO法人第3の家族を立ち上げました。今は、自身の過去のために活動をやっているという気持ちはなく、はざまの少年少女たちと一緒に揺られながら、より良い状態をつくって行くことに没頭しています。
詳細プロフィール
Designer
グラフィック・サイトのデザイン(UI)・イベントのディレクションなどを行います。
Engineer
サイトの開発・データ分析を行います。論文発表も行います。
Former Suffer
自分たちの経験から、今悩む少年少女たちに何ができるかを考えます。
Back Office
第3の家族のバックオフィスを担当します。
名称 | 特定非営利活動法人第3の家族 |
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設立 | 2023年3月23日(活動開始2021年3月) |
所在地 | 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F |
提供エリア | Web:全国。イベント:神奈川・東京 |
メンバー | 20名(業務委託含む) |
提供サービス | 掲示板サイト:gedokun 情報サイト:nigeruno 調査事業:家庭環境データ イベント:Dai3 LIVE・裏母の日 |
活動内容 | 家庭環境問題のはざまの子ども・若者が社会資源に繋がるためのプラットフォームを運営する。 |
助成金情報詳細
受験合格しました。今は親とも落ち着いて話せるようになりました。(当時18歳)
意外とお父さんに相談してないことに気づいて、話したら味方になってくれました。(当時19歳)
実家にいるけど、自分の気持ちを伝えられるようになって、親との関係が改善しました。(当時19歳)
彼氏と結婚しました。親との仲裁にも入ってくれて助かりました。(当時18歳)
身の危険を感じたので公的な支援にお世話になりました。(当時18歳)