【助成事業終了報告】赤い羽根福祉基金 特別プログラム「被害者やその家族等への支援活動助成」2026年度
2026-10-23

本助成で行った活動の概要
本助成では、2025年10月から2026年9月にかけて、かつて虐待を受けた子ども・若者や虐待グレーゾーンにある子ども・若者を支えるため、次の2つの活動を行いました。
1つ目は、悩みを投稿できる場「gedokun」の安全な運営です。人による投稿管理に加え、安全な場を守るための計410件のシステム改修を行いました。
2つ目は、情報サイト「nigeruno」による運営からの助言です。nigerunoには「手札」(困りごとへの対処法をまとめたページ)のほか、経験談、相談先となる団体の紹介、コラムなどを掲載し、困難を抱える子ども・若者が必要な情報にたどり着けるようにしました。あわせてgedokunでは、運営から利用者に向けて助言の投稿を行い、手札を案内するなどして、具体的な情報や相談先へつなげました。
https://www.akaihane.or.jp/subsidies/sub-orther/42534/
本助成による活動の成果
赤い羽根福祉基金 特別プログラム「被害者やその家族等への支援活動助成」2026年度により、かつて虐待を受けた子ども・若者や虐待グレーゾーンにある子ども・若者が安心して悩みを打ち明けられる場を守り、必要な情報や相談先へつなぐ支援を充実させることができました。これまでの支援制度から取りこぼされがちなこの層に対し、具体的には次の成果を上げました。
【安全な場を守るための機能開発】
助成期間中、オンラインの居場所gedokunのシステムに計410件の改修を行いました。リスクのある投稿を自動で制限する「NGワード」には、自殺の予告、自傷の具体的な表現等の分類を新設し、計216件の語句・条件を追加しました。
その他にも、利用者を傷つける投稿を未然に防ぎ、問題のある投稿には早く対応できる仕組みを整えました。また、利用者自身が見たくない投稿を避けられるようにし、安心して利用できる環境づくりを進めました。あわせて、運営による投稿の確認・対応を効率化し、安全な場を継続して守るための体制を強化しました。
【助言対応】
助成期間内に、情報サイトnigerunoの「手札」(困りごとへの対処法をまとめたページ)を122件案内し、計18種類の手札を紹介しました。多かったのは「相談する」29件、「児童相談所」28件です。投稿の場での助言を、具体的な情報や行動の選択肢へつなげることができました。
【相談機関へのつながり】
利用者本人の語りから、児童相談所やスクールカウンセラーなどの相談機関につながったことを確認できた人は37人でした。内訳は児童相談所16人、スクールカウンセラー22人で、うち1人は児童相談所とスクールカウンセラーの双方につながっています。
【情報サイトnigeruno】
期間中の表示回数は68,958回、アクティブユーザー(実際にサイトを利用した人の数)は10,230人でした。
課題と今後の取り組み
システムの改善により、常に人が張り付いていなくても、安心・安全な場をおおむね保てるようになりました。ただし自動の仕組みには見落としもあるため、引き続き人の目による管理も行っています。
今後はAIの発展により、自動対応の一層の改善が見込まれます。人による管理を主とし、AIはあくまで補助と位置づけた上で、安全な場の強化と助言対応の効率化を進めたいと考えています。また、児童相談所やスクールカウンセラーへの相談後、状況が好転した例、変わらなかった例、親が逆上して一時的に悪化した例が報告されました。相談がうまくいくよう、当法人から相談の仕方や事前の情報を伝えるフォローを強化するとともに、こうしたニーズのずれが生じる要因を分析し、長期的には行政への提言につなげたいと考えています。
寄付者様へのメッセージ
この度は、ご寄付をいただき誠にありがとうございました。第3の家族は、かつて虐待を受けた子ども・若者や、虐待グレーゾーンの子ども・若者を支えるWebプラットフォームを運営してきましたが、増え続けるニーズに対応が追いつかず、現場は逼迫していました。
今回、皆さまのご寄付による助成をいただいたことで、助成期間中に支援を充実させることができただけでなく、安全な場づくりのためのシステム改善も進めることができました。その結果、助成終了後も自走できる体制が整いました。
今後も、テクノロジーを活用しながら、これまでの支援制度から取りこぼされてきた子ども・若者を支えるサービスづくりに取り組んでまいります。
高知県市町村教育委員会連合会研修会に登壇しました
2026-10-20
鎌倉女子大学 短期大学部で「寄り添わない支援」をテーマに登壇しました
2026-10-14
サントリー“君は未知数”連続セミナー(第3回)に代表の奥村が登壇します
2026-10-04
2026年10月6日(火)、サントリー“君は未知数”の「次世代エンパワメント活動“君は未知数”連続セミナー(第3回)」に代表の奥村が登壇いたします。
江戸川区「意見表明等支援事業」に登壇します
2026-09-10

2026年9月26日(土)、江戸川区意見表明等支援事業「『寄り添わない』―こども・若者の声から考える、支援を超えた関係性―」に登壇いたします。
公益財団法人ベネッセこども基金のMeetupに登壇
2026-09-10

2026年9月17日(木)、公益財団法人ベネッセこども基金「実践者と考える、見落とされがちなこどもの課題と支援のかたち ~ベネッセこども基金「こどもの学び支援活動助成」Meetup ~」にオンラインで登壇いたします。
コモンズ投信株式会社の「コモンズ社会起業家フォーラム」に登壇します
2026-09-10
2026年10月10日(土)、「コモンズ社会起業家フォーラム」に登壇いたします。
徳島県男女参画・青少年課分室の「子ども・若者の自殺とSNS、AIの影響」に登壇しました
2026-09-01
NHK『#8月31日の夜に。』関連番組に代表の奥村が出演しました
2026-08-16

NHK ハートネットTV
<17(月)>
【20:00〜20:29】Eテレ ハートネットTV 「#8月31日の夜が来るまえに。」
https://www.web.nhk/tv/an/hntv/pl/series-tep-J89PNQQ4QW/ep/42946WJZWK
【20:45〜23:00】YouTube オンラインキャンプ「#8月31日の夜が来るまえに。」
<29(土)>
【22:05〜22:55】尾崎世界観のとりあえず明日を生きるラジオ「#8月29日の夜に。」
https://www.nhk.jp/p/rs/KG9YLK9LWL/
法政大学の「たまらぼ」に登壇しました
2026-08-06
2026年8月7日(金)、「たまらぼ(チェンジメーカーズラボ in 多摩)」に登壇いたしました。